狩猟団

日替わりカード解説の 3 日目 (投稿日は 5 日目) はシンプルに強くてあんまり言うことがないこのカード.


カード名: 狩猟団

タイプ: アクション

コスト: 5

効果: +1 カードを引く +1 アクション あなたの手札を公開する。 あなたの山札のカードを手札のカードと重複していないカードが公開されるまで公開する。 そのカードをあなたの手札に加え、他の山札から公開したカードは捨て札にする。


関連記事

いずれも閲覧日は 2025.9.19 である.

概要

狩猟団は実質的にサーチ機能の付いた研究所であり,非ターミナルドローの中でも特に強力である. 二人戦でも引き切りが不可能な場であれば狩猟団と財宝だけで属州を買い進める選択肢が有力になるほどである.

半面,本格的なコンボで使用する上では,狩猟団の投入枚数,およびシャッフルやカウンティングといったデッキ管理など実力差が現れる部分も大きい. いずれにせよ序盤から終盤まで隙なく活躍するので,強い場で取り負けないようにしたい.

使用感

狩猟団はアクションを減らさずに手札を 1 枚増やすので,研究所とよく比較されてはその優秀性について語られがちなカードである. 2 ドローのうち 2 枚目は手札に存在しないカードを引くので,デッキ回転力やカード使用の効率は研究所よりかなり良い. 現代のカードで言うと使用感は狩人に近いだろうか. この 2 枚はカード名も使用感も似ている.

拡張コンセプトに反抗?

収穫祭のカードはデッキのカードに多様性のある方が強く,移動動物園や品評会などはその典型である. 狩猟団も一見そうであるが,実際のところはデッキのカードの種類数が少ないほど狙ったカードを効率よくサーチできるので狩猟団の力が発揮されやすい. 狩猟団は拡張コンセプトに沿っているようで沿っていないカードである.

カードの揃いやすさ

村と鍛冶屋,改築と屋敷,Joust と属州など,特定の 2 枚が手札に揃うことで強くなる組み合わせを狩猟団場では実現しやすい. サプライチェックの時点で少し意識すべき内容でもある. 先日の画策に引き続き,2 記事連続で似たようなことを書いている.

使用時のコツ

使いたいカードを引き込む

例えば下役を多く打ちたいのであれば,手札の下役をできるだけ使用してから狩猟団を使用する,あるいは下役を引く前に狩猟団を使用することで下役をサーチすることが可能になる. 逆に下役が手札にある状態で狩猟団を打ってしまうと下役をスキップしてしまうことになる. デッキに 1 枚しかない金貸しを引き込みたいのであれば,他のドローカードを先に使用して金貸し以外のカードを手札に揃えた状態にしてから狩猟団を打つことで金貸しを引くことができる.

このようにカードを打つ順序によってカードの使用効率が大きく変わることがあるので,アクションが続くからといって考えなしにプレイしないようにしたい.

他のドローより先に使う

狩猟団でしか手札が増えない場でありがちなのが,狩猟団を集めるのに必死になりすぎてデッキのカード種類数が多くないという状況である. こういった場では先に他のドローカード (+1 ドローでも) を使ってしまうと手札にデッキのカードが全種類揃ってしまい,狩猟団の 2 ドロー目が引けないという事態になる. そうなったとしてもデッキが全て捨て札になるので獲得したカードをすぐ使える面では良いのだが,やはり 2 ドローできないのはもったいないので山札や捨て札に手札にないカードが存在しているときに狩猟団を使用することを意識したい. ここでも自分のデッキの把握が肝となる.

シャッフルに注意

吟遊詩人や国境警備隊など,サーチ系のカード全般に言えるのだが,狩猟団で捨てた銅貨や屋敷などが多く含まれている捨て札をシャッフルしてカードを引いてしまって本当に良いのか,ドローする前に考えたい.

弱い山を作ってしまったとしても,手札に狩猟団があればそれを最後に打ってデッキを全て捨て札にできることもある.ただしその場合は狩猟団で手札が増えていないのでカード使用効率としては良くない.

脳筋狩猟団

関連記事のいくつかにおいては,脳筋狩猟団と呼ばれる,財宝と狩猟団をメインに構築する戦略が紹介されている. デッキが狩猟団 4, 5 枚と財宝,勝利点だけになれば狩猟団が狩猟団をサーチして手札が増えるという仕組みである.

試しに回してみたところ,上振れれば属州 4 枚を 13 ターンで獲得できる力はある. しかしその後は 8 金が出づらくなって失速したり,ハンデスやゴミ撒きといったアタックにも弱いので 2 人戦においてはやはりしっかり組んだほうが良いと思われる.

ただしアクションが増えない場や狩猟団で手札を増やさざるを得ない場においては脳筋狩猟団に近い構築をする場合がある. その場合は例えば金貸しや香辛料商人などの産出力のある廃棄カードを組み合わせるのも良いだろう. 屋敷 3 枚がなくなればデッキの種類数が減って回転しやすくなる. 引揚水夫などの屋敷と出会わなければ弱い廃棄カードであっても,狩猟団のサーチ効果によって揃えやすくなっている. 7 枚ある銅貨の根絶には時間がかかるので,見張りのような生産力の低い圧縮を入れるよりは狩猟団のスキップ能力に期待した方が良いこともある.

パトロンとの組み合わせ

#ドミニオン 戦術紹介:パトロン狩猟団に紹介されている戦略. 手札のパトロンと山から捲るパトロンの両方が公開されるので,一度の狩猟団プレイで複数の財源が入ることもある. ブレもそれなりにあるが,11 ~ 14 ターン程度で属州 4 枚が取れるので,他にやることがなければかなり強い戦略になる. 現実の二人戦においてはコンボに組みこむことになりそうだが.

実際に何度か試してみたので,コツを挙げていく.

銀貨は入れたくない

狩猟団を買うためなら仕方ないが,銀貨があると狩猟団のサーチがそこで止まってしまうので出来る限り入れたくない. 例えば初手 4-3 ならパトロン-銀よりパトロン-金継ぎの方が優秀である.(この初手なら 5 金も確定する)

もちろん金貨も入れない.パトロンの方が生産力が高く優秀であるため.

購入権がないなら枚数は最小限で

あっという間に財源が溜まっていくので,次第に使いきれなくなる. 購入権を別で確保しないなら無理に伸ばさずにさっさと属州に行ったほうが良い.

狩猟団とパトロン合わせて 5 枚程度あれば属州に行くには十分である.2 枚ずつでも 8 金なら属州でいいかもしれない.

パトロンをあえて打たない

手札にないカードが山札に存在しないとき,狩猟団を打つと 1 ドローしかできない. そのため通常のコンボの発想であれはパトロンを打ってから狩猟団を打つことでパトロンを手札に引き込むことを狙うが,狩猟団パトロンにおいては敢えてパトロンが手札にある状態で狩猟団を打つことがある. 山札と手札に合わせて 3 枚以上のパトロンがあるなら,手札のパトロンは打たずに狩猟団で公開して財源を貰った方が得であるからである. うっかりしやすいので気を付けたい.