画策

日替わりカード解説の 2 日目. ランダム選出された 1 枚を見たとき,こんなカードあったな~ってなりました. いや別に使わないわけではないのだが,最近のカードに比べるとどうしても影は薄いです.


カード名: 画策

カードタイプ: アクション

コスト: 3

効果: +1 アクション +1 カードを引く このターン、あなたのアクションカード 1 枚を場から捨て札にするとき、それをあなたのデッキの上に置いてもよい。


概要

画策は序盤では狙ったアクションカードの使用回数の増加,中終盤ではデッキ回転の安定性に寄与する. 直接的にデッキの生産力に貢献しない薄味なカードであるため,獲得する際は他のコンボパーツとの比較を十分に行いたい. また,一部イベントや特性との強力な組み合わせを見落とさないようにしたい.

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主な使い方

序盤

序盤の画策は特に重要なアクションカードを使い回すのに用いられる. 画策は自身もデッキに戻せるため,戻したいアクションカードと揃うまで待つこともできる. 典型的なのが初手を画策と廃棄カードの 2 枚にして廃棄カードを使い回す手法である.特に廃棄カードが 4 コスト以上である場合やターミナルアクションである場合などに有効である.

もちろん,画策自体に生産力はないため,銀貨など他のカードとの比較は慎重に.

中盤

山の残りに注意しながら,できるだけ効率よくカードを使用できるように積み込むものを考えたい. 例えば山にターミナルが多いのであれば村を置いたり,あるいはその逆ならドローを置いたりできる.

終盤

村と鍛冶屋を置いておけば概ね間違いない.画策はデッキを安定化させる要因になるので,普段より思い切った (次のターンに引き切れないリスクのある) 勝利点行動や構築がしやすいことは意識したい.

構築全般

画策は普段ならできないような尖った構築を成立させる最後のピースになりやすい.初期手札 5 枚に引き込めるだけで成立するコンボは数多い.

例:

  • 羊飼い + 勝利点
  • 村系 + 乗組員
  • ゴーレム
  • Joust + 属州

画策がある場では不安定かつ出力の大きい構築ができないか注意したい.余談だが,引き切りデッキであれば星図や占星術師団が同様の働きをする.

他のカードとの比較

画策自体には生産性がないため,画策を何枚も入れて安定化を図るより,打ちたいカード (村など) をたくさんデッキに入れてしまう方が生産的であることが多いことには注意したい. 村を少し多めにしたデッキで,毎ターン 1 枚程度のドローカードをデッキ上に置くようなバランスのとり方も良くある.

画策が必要かどうかは,持続ドローの枚数や圧縮の具合,メインのドローカードの強力さなどを加味して決めることになるが,このあたりの判断は経験則による部分も大きい.画策は 3 コストとかなり安価で,うまく使えば 4 コスト以上の高額な村やドローカードの取得を節約することもできる.

強力な組み合わせ

玉座の間・宮廷

まず玉座や宮廷は他のアクションカードと揃えることが大事なカードであり,それを実現するまでにおいて画策は有用である. さらに玉座で画策を打てばデッキトップに戻す効果も累積するので,最低でも玉座の間と画策の 2 枚を戻すことができる. 宮廷ならさらに強く,宮廷+宮廷+ドローカードという垂涎の 3 枚を山にセットできる. 画策自体はあまり生産的ではないが,宮廷を何度も重ね掛けできているのであれば宮廷 1 回分くらいは画策に費やしても良いだろう.

手札にあることが条件のリアクションカード

堀・鷹匠・牧羊犬・外交官・番犬・海賊・望楼…

相手のターンに毎回リアクションできる.

鍛錬・誘導・失われた技術・教師

+1 金トークンを置く戦略については画策-鍛練 (ドミニオンの日々)を参照のこと.

他にも +1 カードトークンを置けば錬金術師の上位互換にもなるし,+1 アクショントークンならちゃんと仕事をする囲郭村になる.

無謀な

画策を捨て札にしたとき,無謀なの効果と画策の効果が同時に発生するため,先に画策の効果でデッキの上に移動させてしまえばサプライに戻ることはない. 毎ターン使える失われし都市になる上,1 回分の画策効果を別のアクションカードに適用することもできる.見逃すとほぼ負けるので注意.

非自明な挙動・できそうでできない挙動

クリンナップ以外での積み込み

何らかの手段でターン開始時に画策を使用し,その後追いはぎの持続効果を適用するとき,場から捨て札にした追いはぎを山に載せ,それを (その追いはぎの効果で) 手札に引き込むことができる.

(失敗例) 悟りでアクション化した元手をデッキ上に戻しても負債は受ける

元手の負債の踏み倒しはできない.画策でデッキ上に置く前に一度捨て札にされるため,負債は受けてしまう.

なお関連する事項として,無謀な元手も同様に 6 負債は受けてしまう.(12 負債ではないので強力ではあるが)

(失敗例) 消えてしまった隠遁者とのシナジー

古い記事には画策で隠遁者をデッキ上に移動させることで隠遁者の廃棄を防ぎつつ狂人を獲得できると紹介しているものもあるが,現在では狂人は隠遁者と交換するようにルールが変更されたためこれはできなくなった.

雑感

最近は狙ったカードをデッキトップに置くだけでは飽き足らず,次のターンに脇から手札に入ったり (封鎖など),勝手に使用されたり (召喚・王家のガレー船・遅延など) するので,相対的にこのカードの効果は慎ましいものに感じられてしまう. 決して弱いというわけでもないのだが,2010 年代前半のドミニオンを思わせてくるカードではある.