戦略の分類
ドミニオンではサプライやランドスケープのカードに応じてとるべき戦略が多種多様に変化するが,異なる戦略同士にもある程度の共通点を見出すことができる.本サイトでは,ドミニオンの戦略をコンボ・ステロ・速攻の 3 つに分類する.
コンボ
コンボにも大きく分けて 2 種類あり,引き切るものと引き切らないものがある.
引き切りコンボ
ドローと廃棄を駆使してデッキの全てのカードを引き (あるいは,勝利点などの生産力に乏しいカードだけが捨て札にある状態にして),使用する.カード使用効率が非常に良く,ドミニオン 2 人戦において基本となる戦略である.引き切りコンボができるのに敢えてやらないというのは,他によほど速いステロや速攻などがある場合,あるいは購入権が増えないために引き切らないコンボから出力をさらに引き上げる必要がない場合などに限られる.
引き切らないコンボ
1 ターンにアクションカードをある程度の枚数 (3 枚以上) 使用しつつ,属州を買い進めていくデッキ.ただし近年ではアクションカードのような複雑な挙動をする財宝カードでコンボが構成されることもあり,アクション使用枚数については目安程度である.引き切らないためにデッキの完全な制御はせず,ステロとの区別が難しいが,とりあえずある程度アクションカードどうしのシナジーを利用していればコンボだということに (ここでは) する.
ステロ
財宝カードを中心に金量を出し,8 金で属州を買い進めていく戦略.一般には財宝カードだけだと非常に遅いため,補助として少数のアクションカード (0-3 枚程度 (船着場など,一部のステロでは例外的に 4 枚以上利用することもある)) をデッキに入れ,1 ターンに 1 枚程度アクションを打つものが多い.
初級者向けの多くの戦略サイトで紹介される戦略であり,多人数戦では有力な方針だが,2 人戦においては基本的に弱い行動である.
速攻
属州を取りに行くという基本的な方針を捨て,早期に 3 山枯れさせるなどして比較的少ないターン数で決着を付ける形. 速攻ができるサプライの組合せは限られるので知識勝負の面が強い.上記の分類の中だと採用頻度が最も少ない戦略である. 基本セットにおいては工房庭園が有名.後の拡張においては馬丁や待ち伏せ狩場などさらに速いものが登場した.
参考記事:
なおコンボ同士のぶつかり合いの際には属州を取らないうちに 3 山終了することがある.しかし 3 山だけを初めから狙っていたわけではない場合は速攻には含めないことにする.多くのコンボでは相手がステロで早めに勝利点行動をしていた場合には 3 山せずに勝利点行動をするはずなので,速攻には含まれないことになる.
他の戦略は?
他のサイトを見ると,「圧縮」「アタック (スラッグ)」などの戦略も別の分類で紹介していたりもするが,圧縮はどのようなデッキでも自然に行うことだし,アタックはコンボがステロに追いつくための常套手段である.この 2 つの項目は大きな戦略の柱というよりは,それを実行するための手段である.また呪いが処理できない魔女場のような荒れた展開については,ここではステロに分類する.実際,そのような場でやることは魔女 1-2 枚と財宝を買い,呪いが枯れたら公領を買うことくらいで,結局ステロと行動指針はほぼ同じであるからである.
そもそも分類することの意味とは
デッキのほぼ全てのカードを毎ターン利用する岩屋金貸しループなど,ステロかコンボか微妙な戦略も存在するため,分類自体がナンセンスという意見もある.
参考記事: #ドミニオン 攻略:コンボなんてやめませんか? (うりはり氏の note)
ただそれでも本サイトで敢えて戦略を分類しているのは,
- 大雑把な分類をしておくことで戦略の概観が掴みやすい (引き切るのかどうか,運の要素がどの程度絡むのかなど)
- 本サイト上の記事を分類してまとめることが行いやすくなりそう
などの理由による.